【和束茶イベント】有形文化財でお茶づくし～茶香服の楽しみ～

長岡京にある国指定の有形文化財「中野家住宅」を貸し切って、
伝統的な茶香服（ちゃかぶき）体験と、
普段は使用できない文化財の茶室を使用してのお茶席をご用意いたします。
いずれも多種多様な和束茶とお茶の歴史と文化を体感いただける
貴重な体験満載の「お茶尽くし」のイベントです。

【日程】2025年1月25日　
【時間】グループA：11時～15時
　　　    グループB：12時～16時
＊グループA,Bのグループ分は、お申し込み後に当方よりご連絡いたします。
　ご希望がある場合は備考欄にその旨お書き添えください。

【場所】国指定文化財　中野家住宅（なかの邸）
　　　6170844 京都府長岡京市調子1-6-35
　　　　阪急電鉄　西山天王山駅徒歩7分
　　　　JR京都線　長岡京駅　徒歩20分
　　　　＊お車の場合、周辺に多数コインパーキングがございます　

【イベント概要とスケジュール】
11時～12時　グループAのみ
　中野家住宅見学および文化財の茶室にてお呈茶をお楽しみください　
12時～13時　ランチタイム　
　なかの邸自慢の手作りローストビーフとおばんざいランチをご賞味ください
14時～16時　茶香服（ちゃかぶき）
　上香園岡田さんによる、伝統的な茶香服。伝統的なお茶のゲームを楽しみください
16時～17時　グループBのみ
　中野家住宅見学および文化財の茶室にてお呈茶をお楽しみください
　
＊広間では随時、和束茶および和束茶コラボ商品の展示・販売
　なかの邸のオリジナル商品なども展示販売いたしております。

【参加料金】
　　　8,000円
　　（和束茶農家サポータ価格 7,500円）　

＜イベント内容詳細＞
有形文化財「中野家住宅」で過ごすお茶尽くしの一日。
伝統的な茶かぶきと、普段使用できない文化財の茶室のお茶席をお楽しみいただきます。

ランチは、なかの邸自慢の手作りおばんざい弁当。丁寧にだしをとり手間暇をかけて作ったお料理を、美しいお庭を見渡せる座敷でゆったりお召し上がりいただきます。

食後には、和束茶農家の上香園岡田さんによる伝統的な茶香服（ちゃかぶき）で遊びましょう。茶香服は、お茶の銘柄やランク・産地などを当てる古からのお茶遊びです。和束の美味しいお茶を味わい五感をいっぱいに使って雅な時間をお過ごしさい！

中野家住宅は、文化財としてのお茶室も備えています。
普段は見学だけで、中で茶会等をすることはできないのですが、今回は特別のその茶室を使って茶席を設けさせていただきます。貴重な文化財の茶室で、和束の最高級抹茶と和束のお菓子をお楽しみください。

広間には、和束茶とのコラボレーションで同じみ、大人気の焼き菓子ブランド銀雪の里や、植物や鳥たちを描くファブリックデザインのバードテイルフラワーテイルが創る茶の木バッグなどの商品、そして上香園の和束茶も展示と販売もさせていただきます。

なかの邸にはオリジナル珈琲の焙煎所も併設されており、食事の後には美味しいコーヒーとスイーツも味わっていただきます。

ここでしか味わえない貴重な体験が盛沢山、心も体も温まる贅な冬の一日をぜひお楽しみください！

＜ご参考＞
ー茶かぶきとは？ー
茶かぶきは利き酒と同じで、茶の特質を当てるゲーム(遊び)です
茶歌舞伎や茶香服とも書きますが、闘茶とも言います。
その歴史は古く、中国の宋の時代、抹茶の産地やお茶をたてるのに使った水の種類を判別しあって勝負する遊びから始まったとされています。

この遊びは中世初期に、茶の栽培や製造方法と一緒に宋から日本に伝えられました。
当時、お茶は上流の公家や武家社会でしか飲まれておらず、茶かぶきも、香合わせや貝合わせなどと同様に、大変優雅な遊びとして流行しました。この時代の茶かぶきは、京都の栂尾に植えられたお茶からできたものを「本茶」、それ以外の産地のお茶を「非茶」として、飲み比べられていました。
最盛期は、南北朝時代から室町初期の東山時代で、その後、茶道が創設されるとともに現在の茶かぶきの形態をとるようになり、今に至っています。
今日の茶かぶきは、玉露と煎茶が主に用いられ、茶産地や茶業関係者の間で盛んに行われています。
茶かぶきは娯楽だけでなく、茶の鑑定眼を養うとともに茶の製造技術の向上に役立っています。